2016年09月09日

猫に助けられている

この数ヶ月はほんとうにいろんなことがありました。

心が折れることも多かったのですが、
そんなとき、助けられたのが、ドリプレ・ローズガーデンの猫たち。

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ドリプレの猫たちは本当にみんな仲が良くて
いつでも誰かといっしょ、なのです。

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一匹一匹の猫たちは、山の中を何ヶ月もさまよって、
やっとの思いでここにたどり着いたり、
誰かにガーデンに置いていかれてしまったり、
母親猫とはぐれてしまったり・・・
それぞれにせつない物語を抱えています。

そんな猫たちがこうやって

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幸せそうに仲良くしているのを見ていると、
なんだか心があたたかくなるのです。

そういえば、ドリプレCAFEのスタッフは全員、
朝、出勤してきて猫たちに出会うと、必ず名前を読んであげて
大きな声で「おはよー!」と挨拶してくれます。

きっと、猫たちもとってもうれしいと思います。
ここに来るまで、誰からも声をかけられず、
恐怖に打ち震えながら、お腹をすかせて山の中をさまよっていたのですから。

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いまでも心を開いてくれない猫たちもいるけれど、
それはそれで、人とは一線をおきながらも幸せそうに見えます。

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心配してくれる誰かがそばにいてくれる。

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気遣ってくれる誰かがそばにいてくれる。

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いっしょに同じものを見ることで、心がひとつになっていく。

猫たちから教えられることは多いです。

つづく
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2016年08月26日

忘れられない旅

8月13日から15日にかけて、
せつさんと2泊3日の小さな旅に出ました。

その詳細はせつさんの8月18日のブログに詳しく書かれていますので、
まだお読みになっていない人はぜひ読んでみてください。

6月28日にせつさんのお母さんが亡くなりました。
入院してからあっという間の出来事で、
いまでもなんだか現実ではないような不思議な感覚なのです。

お義母さんの遺言でもあった、
生まれ故郷の宮城県の鮎川の海に散骨してほしいとの願いを叶える旅でもありました。

せつさんが生まれて3歳まで育った女川町、
お義母さんの生まれ故郷の鮎川浜
そして、幼い頃のせつさん家族が訪れた鳴子温泉。

この3つの土地をまわることがお義母さんの供養にもなると思ったのです。

だけど、僕にとっては想像していたよりも衝撃的な旅になりました。
女川も、鮎川も、3.11の傷跡がいまだに深く刻み込まれていました。

お義母さんがことあるごとに
「みんな流されちゃったんだよ。みんな死んじゃったんだよ。」と
苦しそうに何度も何度も話すのを聞きました。

あのとき、もっとちゃんと聞いてあげればよかったのに、と今更ながら後悔しています。

それでも、せつさんの本家の人たちは皆さん明るくて、
笑い声が絶えないのです。

家や親戚やたくさんの大切なものを失って、
それでも、その生きる力、たくましさに圧倒されました。

せつさんの、ひたすら前向きに明るく生きるという、ルーツを見た気がしました。

鳴子温泉は、昭和の香りが漂う、温泉街でした。
その昔、せつさん家族が幸せな時間を過ごした場所だと思うと、
お土産屋さんが立ち並ぶ通りに、若かりしお母さんとお父さんに手を引かれて
下駄の音を響かせながら楽しそうに歩くせつさん家族の姿が浮かんでくるようでした。

たった3日間の旅でしたが、これほど濃い時間はありませんでした。

人はいつか死ぬ。そのことをわかっていながら、生きている時になんにもしてあげられない。
そんな自分に腹立たしさを感じながら、東北をあとにしました。

お義母さんは、この大きな樹の下の白い椅子に腰をかけて、
よくガーデンをながめていました。

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お義母さん、せつさんを産んでくれて本当にありがとうございました。

合掌

せつさんの夫より


posted by 夫 at 14:30| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

はじめに

先日、わざわざ大阪から一人でドリプレガーデンに
いらしてくださった女性がいらっしゃいました。

その方としばらく、開墾時代の話とか、ガーデンを作るにあたっての考えとか
とりとめのないお話をしたのですが、その時、僕のブログの話題になりました。

その方は僕のブログをいつも読んでくださっていて、
しばらく更新していないことを気にされていました。

そして、開墾時代の話をとても喜んでいただいて、
それをブログに書いたらどうかしら、と提案してくださいました。

なんとなく、いつかは開墾時代のことをもう一度まとめておきたいという思いもあったので、
昔々、記録していた「森の生活通信」というブログを読み返してみました。

まさにリアルタイムで開墾時代の話を現在進行中という形で書いていたものですから、
いま、読み返すとずいぶんと恥ずかしい記述もあって、なんともほろ苦いのです。

40代前半のころですからねえ。
20年近く前のことになります。

さて、そんな開墾時代のことを思い出しながら
いま、振り返ってみるのもいいのではないかと思いました。

そして、当時の写真をひっくり返してみて、改めてびっくりの連続でした。
よくまあ、こんなことをやったなあ、と人ごとのように思います。

きっかけは、この方。

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せつさんが当時、2000年頃だと思いますが、
アメリカにすごいおばあさんがいるのよ、と目を輝かせながら話すのです。

まだターシャ・テューダーさんが、日本に紹介されて間もない頃でした。

忘れもしない、初めて訪れた蓼科のバラクライングリッシュガーデンで買った、
3鉢のオールドローズを川崎の自宅の20坪ほどの狭い庭で育てている時期と重なります。

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その後、すっかり薔薇に恋してしまったせつさんは、
自宅の狭いガーデンをなんとかターシャさんの庭に近づけようと奮闘していました。

休みの日は陽が暮れても、頭にヘッドライトをつけてガーデン作業をする毎日。
お隣のご主人に「埋蔵金」ですか、と声をかけられたのもこの頃でしたねえ。

その頃、薔薇もだんだん増えてきて、
せつさんが作った自宅のガーデンの薔薇のリストがこちら。

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自宅のガーデンと屋上に全部で150株ほどに増えていました。
すべての薔薇の品種に実際に育ててみてわかった、
色、香り、樹高、樹姿、耐病性、等々が、びっしりと書かれています。

それでもね、やはりというか、なんというか、
この自宅の庭ではどんなにがんばっても
絶対にターシャさんの庭にはならない、と悟ったようです。

そこからでした。
僕にもまったく想像がつかないような夫婦の新たな物語が始まったのです。

つづく
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posted by 夫 at 14:56| 千葉 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月08日

リニューアル♪

6月は予期せぬことがいろいろと続いてしまって、
ブログの更新もすっかり遅くなってしまいました。

いま、ブログのリニューアルを考えていて、
いろいろと過去のブログを見ていたら、
こんな写真を見つけました。

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まだ、ガーデンができる前のなつかしい写真です。

左側の真ん中の三角形の杉の木が現在の池の後ろの左側にある杉の大木ですね。
よーく見てみると、この写真の右側に白い人影が見えます。

これ、せつさんが草刈機で、草を刈っているのですよ♪
ちょうどいまの正門のあたりでしょうか。

そして、右側の写真が現在のカフェテラスのエノキの大木ですね。
昔はこのくらいの大きさしかなかったのに、いまでは倍くらい成長しましたねえ。

もう12年前くらいになるでしょうか。
開墾しているときですから、2004年頃の写真だと思います。

昔の写真と、今の写真を、比較するという企画もありそうですね♪

そんなことを考えながらガーデンを歩いていると

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ユリがたくさん咲いていました。

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昨年は春先に鹿にユリの芽を食べられてしまって
ほとんどが咲かなくてしまって、本当に困りましたが、
今年は、いろんな対策が功を奏して、なんとかユリも咲いてくれました。

こんな青い花もきれいですね。(名前がわからないT-T)

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池の睡蓮もきれいに咲いていました。

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開墾時代、といえば、この開拓小屋も、改めて見てみると、
懐かしさがこみ上げてきますね。

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懐かしいといえば、こちらの方も、この春、
2年ぶりにガーデンに戻ってきてくれて、まだちゃんと居着いています。

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せつさんが「ハーマイオニー」と名づけた女の子なのですが、
3年前にウサギをくわえているのを見かけたのが最後でした。

でも戻ってきてくれて、母親のタマちゃんもうれしそう。
よかったね♪

つづく
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2016年06月10日

悲しいくらい美しい季節。

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いつの間にか、アジサイがきれいな季節になっていたのですね♪

といっても、今年のドリプレ・ローズガーデンでは、
まだまだバラが咲いています。

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つぼみもいっぱいあります。
雨に負けなければ、まだまだ咲いてくれるはず・・・(遠い目)
無農薬バラ栽培にとって、雨は大敵ですからねえ。
一気に病気が蔓延・・・なんてことも・・・(再び、遠い目)

でも今年のドリプレのバラたちはちょっと様子が違います。
まだ、病気はほんの少しだけ。葉っぱも元気。
ちょっと期待してもいいのではないか・・・と油断していると・・・

とまあ、ガーデンの話はいいのですが、
皆様にご報告しておかなければいけないことが・・・

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コチロが薔薇の季節に旅立ちました。

5月10日、薔薇が咲き始めたほんとうに美しい晴れ渡った日に、
チロが待っている「虹の橋のたもと」に旅立ちました。
コチロはガーデンパトロール隊の初代リーダーのチロの子供だったのではないかと・・・。
本当に生まれたばかりの子猫の頃、なぜか納屋にいるところを
当時のチーフガーデナーの民江さんが見つけてくれたのです。

様子が変だと気づいたのは、この2週間前、
ガーデンの隅でうずくまっているコチロを見つけて
病院に連れて行ったところ、「腎不全」だったのです。

その後、短い闘病生活の後、静かに息を引取りました。

本当にいい猫でしたねえ。

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それから、ピピちゃん。

昨年の10月15日、秋バラの季節に、
モイちゃんの待つ「虹の橋のたもと」に旅立ちました。

長い間、糖尿病を患っていて、
毎日のインシュリン注射が欠かせなかったのですが、
その甲斐もなく、どんどんやせ細って、息を引き取りました。

なんで、みんな、薔薇の季節なんだろう。

モイちゃんも、薔薇が咲き始めた昨年の5月15日だったのですよ。

きっと、いちばん美しい、気持のいい季節を選んだのですね。
僕たちの悲しみが少しでもやわらぐようにとの
猫たちの気遣いかもしれませんね。

悲しいくらい美しい季節。

これからも咲き誇る薔薇を見ると、
旅立って行った猫たちのことを思い出すのだろうな。

つづく
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